カーテンの選び方
カーテンは、機能的に
●遮光性
●遮音性
●遮蔽性
●遮熱性
●保温性
が求められます。
インテリアにおいては、部屋の雰囲気を作り出す大きなファクターになります。
また、カーテンには昼と夜「開くと閉じるの顔」があります。
昼開けるときには、光や風を取り入れ、景色を楽しめます。
夜は、外部からの目線を遮ったり、冬の夜には保温を保つために重要な役目を果たします。
夏の暑い日ざしを遮るのもカーテンの役目です。
カーテンの布地の種類
カーテンもその使用目的によって、色々な種類がありますが代表的なものを紹介します。
ドレープ |
重量感のある厚手のカーテンです。
インテリアを大きく演出する、装飾性の高いカーテンです。 |
レース |
透明感のある薄手のカーテンです。
ドレープカーテンと組み合わせて使われることが多く、清潔感を醸し出してくれます。 織機で織ったものを特に「ボイル」と言います。 |
ケースメント |
ドレープとレースの中間的なカーテン地です。
ケースメントは様々な素材のものがあります。 |
布地の素材
カーテン使用される布地はポリエステル・アクリル・レーヨンなどがあります。
ポリエステル
【石油・石炭】 |
現在のカーテンはポリエステルが主流です。
コストは高いですが肌触りがよく、高級感もあり、丈夫で使いやすい素材です。 |
アクリル
【石油・石炭・天然ガス】 |
アクリル繊維は軽く汚れが付きにくく、水にも強い素材です。
欠点は火に弱く燃えやすいことですが、難燃加工したものも出ています。 |
レーヨン
【パルプ】 |
風合いがあり、吸湿性がよくやわらかい感じにすぐれています。
ただ吊るとのびが大きいのと家庭で水洗いができないのが欠点です。 |
綿(コットン)
【綿】 |
自然素材の綿を加工したカーテンです。
丈夫で安価ですが、色落ちやや退色性があり、自然素材のため洗濯で色落ちや縮むのが欠点です。
ただ、自然素材の持つ肌触りや風合いは優れたものがあります。 |
カーテンの付加機能
ウオシャブルカーテン |
家庭の洗濯機で洗えるカーテンです。
素材はポリエステルがもちいられ、洗ったあとでも収縮がなく型崩れも少ないカーテンです。 |
防炎カーテン |
難燃性繊維をもちいて燃え難いカーテンです。人が沢山集まる場所などには、このカーテンを使用しなくてはなりません。 |
消臭カーテン |
シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドを分解してくれるものや、タバコ・ペットの臭いを中和してくれるものなどがあります。 |
カーテンの縫製
カーテンのスタイルに選んだ布地を、吊り方や、飾り方によって窓の装飾が良くも悪くもなります。
スタイルは年々新しいスタイルが生まれていきますが、基本的なものを紹介します。
カーテンを吊るすヒダですが1.5倍、2倍、2.5倍などがありますが、倍率が高くなるとカーテンにも豪華さが出てきます。
2m巾の布を1mのカーテンに仕上げるのが2倍ヒダです。
次に吊りスタイルですが・・・
プレーンスタイル |
最もシンプルなスタイルで、布地を縦に引くものと上下に引くスタイルがあります。 |
バルーンシェード |
シェードを下げた時は普通のカーテンと同じですが、上に引き上げると裾が風船のように丸みをつけています。
その形から風船(バルーン)のようなカーテンです。 |
スカラップ |
裾がアーチのように半円形をしているカーテンで、横長の出窓によく合うカーテンです。 |
センタークロス |
中心部を固定して左右にふり分けるスタイルで、タッセル掛けにしたポピュラーなカーテンです。 |
クロスオーバー |
中心部でクロスを交差させたスタイル、ドレープを緩やかにして華やかさを演出します。 |
カフェカーテン |
ダイニング・キッチンなどに窓より少し小さめに飾る楽しいカーテンです。 |
カーテンの付属品
タッセル |
タッセルはカーテンが開いているときのスタイルを決めるものとして重要です。
また、装飾としてカーテンのアクセントを与えるものと取り付け方法も重要になってきます。 |
トリム |
カーテン・バランス・タッセルの縁飾りとして使います。エレガントで豪華な印象の空間を演出します。 |
カーテンレール |
カーテンレールは固定タイプと開閉タイプがあります。
固定タイプは金属ロッドや木製丸棒を使用します。
開閉タイプはレールを使用します。レールはロッドやピアノ線などがあります。 |
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