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日記でつづる 建男の家作り奮闘記
建男は津近郊の2DKのアパートに家族3人で住んでいるが、子供も大きくなってきた。
そろそろマイホームを建てたいと考えはじめているが、
どこでどうすれば建てられるのか悩んでいる。

 第10回 工事着工編

2007年6月9日(土)曇り気温25℃
小路さんから「色決めもだいたい決まり、いよいよ着工の準備をしましょう。」とのことで、今日展示場に打ち合わせに行ってきた。
着工前に確認申請を出さなくてはならないが、設計の牧田さんが確認申請書をすでに津市へ提出してくれていた。確認申請も承認されたということだ。
「着工前に地鎮祭をしますか?」というので、お願いをすることにした。
なかなか休みもとれないが、大安の日がいいということで、6月27日にお願いすることにした。


2007年6月27日(水)晴れ気温26℃
今日は朝10時から地鎮祭があった。神主さん・S社の小路さん、設計の牧田さん、工事店の太田さん。それと我々夫婦で行った。
敷地には砂が敷いてあり、テントや祭壇ができていた。神主さんの掛け声で粛々と取り行われた。玉ぐし奉奠の時前に出て玉ぐしを奉奠して2礼2拍手1礼をした。
初めてのことなので随分緊張した。これで、工事が安心して進められる。



今回のまとめ ワンポイントアドバイス

地鎮祭
地鎮祭は土地の神様を祀って、工事の無事をお祈りする儀式です。
着工前に行い、工事の無事が無事完成することを願うものです。
気持ちの問題なので、必ず行わなくてもよいのですが、携わる職人さん達のためにも行ったほうがよいのでしょう。

準備 準備は住宅会社に依頼すれば、すべてやっていただけます。
費用 費用は神主さまへ1万〜2万円。
お供えものが5千円〜1万円。
テント、整地、竹・縄が5千円〜1万円。
総額2万円〜5万円の範囲でできるはずです。
詳しくは大工さんや住宅会社にご相談ください。
式場 建物を建てる中を式場とする。
4方の竹をたて注連縄をはる。
注連縄に紙垂(シデ)を5等分してつける。
北向きを原則とする。
北側に近い中心よりやや左に斎砂(イミズナ)を盛りつける。
八足(ハッソク)を中央正面に備える。
三宝を八足の載せ神せんをお供えする。
神せんは海山のもの、洗米(せんまい)・塩・水・お酒。
式次第 正式には司会者などが司会をするが、一般家庭の地鎮祭では神主が代行し簡易的に行う。

1 開式(かいしき)
2 修祓の儀(しゅばつのぎ)
3 降神の儀(こうしんのぎ)
4 献饌の儀(けんせんのぎ)
5 祝詞奉上の儀(のりとほうじょうのぎ)
6 四方払いの儀(しほうはらいのぎ)
7 玉串奉奠の儀(たまぐしほうてんのぎ)
8 撤饌の儀(てっせんのぎ)
9 昇神の儀(しょうしんのぎ)
10 閉式(へいしき)
11 直会(なおらい)

大きな工事になりますと、鍬入れ・鋤入れ・鎌苅などがありますが、一般の家庭の地鎮祭は簡易に行ないます。

ここがポイント
敷地の確認
地鎮祭の後敷地と建物の関係を現場で確認していきます。

地縄
敷地に建物の外周の位置の縄を張ります。車庫の位置にも縄を張ってもらいます。
確認することは・・・
 道路との関係
 隣地との空き具合
 アプローチの取り方
 排水枡の位置
 給水取り出し位置
 ガスの位置
 電柱との関係
 道路や隣地からの高さ関係
 敷地の水はけの関係
 日当たりの関係
 外構との関係

設計・工事関係者と地縄の段階で色々な問題を現地で確認しましょう。
法律的な規制についてもチェックしなくてはなりません。
 道路後退
 道路斜線
 北側斜線制限
 民法上(234条等)
 採光斜線
 壁面後退
 建築協定

ここがポイント
ご近所挨拶廻り
地鎮祭と地縄確認の後、必ずご近所の方にご挨拶にまいります。工事中ご迷惑をかける事と工事期間をお知らせします。
隣地と向こう3軒は絶対に挨拶に行くべきです。また、場合によりご迷惑をかけそうなご近所にもご挨拶に行くと、工事中のトラブルが少なくなると思います。


2007年6月28日(土)曇り気温28℃
昨日から工事が始まったので、現場を見に行ってきた。
木の板を杭に打ち付けて4方を囲んであった、やり方(丁張り)というらしい。これで基礎の位置や高さを決めているらしい。昔からこういう方法でやっているとのこと。
7月の始めから土を掘っていくらしい。

●やり方
基礎の位置や高さを決める基準になる物指しのようなもの。
やり方は作業中動かないように強固に設置する。
   
●値切り
土を掘り起こすことで、設計図と照合して掘る深さや位置巾を確認していく。
   
●地業
大きな石(割栗石)やこまかい石(砕石)などを敷いていく。
その石をつき固めていく。
地業の巾深さ厚さ通りなどを確認する。
   
●土壌処理

防蟻土壌処理はシロアリ対策に土を処理をする。
   
●配筋
基礎の重要な鉄筋を配置していくこと、設計図書に基づいて鉄筋を組み立てる。
補強筋も仕様書に従って確認する。
   
●配管スリーブ
設備の基礎配管はコンクリートのかぶり厚・補強筋を確認する。
   
●コンクリート打設
コンクリートはJIS表示認定工場のレディミクストコンクリートを使用する。
気温により補正コンクリートを使用する。
打設はバイブレーターをかけ、配筋、型枠にまんべんなく廻るようにする。
   
●コンクリートの養生期間
打設後は直射日光・雨・風・雪・冷気に曝されないよう必ず養生シートをかける。
   
●基礎完成確認
完成状況を設計図書と照合
仕上がり状況を確認
アンカーボルトの位置
人通口の位置大きさの確認
高さ・巾の確認


ここがポイント
木材加工
木材加工(刻み)
基礎の工事が始まる前に木材を加工して、建て方の準備をします。
少し前までは大工さんが自分の作業場で材木を加工していました。
現在はプレカット工場で機械加工を行うなうことが多くなりました。
一般的には、CADで図面を描いてCAMで機械加工図面をコンピューターで作成し、機械に入力して加工を進めていきます。

プレカットの概要

40坪〜50坪の標準的な建物の加工は大工さんでは1ヶ月以上かかっていましたが、プレカットでは1日で加工できます。
ロボット加工によって、継ぎ手・仕口・切断長さの誤差は1mm以下で高精度に加工できます。

プレカット機械の種類
軸組加工機 横架材(土台・梁)のプレカット加工機
軸組柱加工機 柱を加工する機械
小屋束加工機 屋根を支える束を加工する機械
4面自動鉋 4面を同時に鉋で削る機械です
羽柄材加工機 間柱・筋交い・窓材・マグサ・垂木をプレカットする機械
ランニングソー パネル等の加工を行う機械です

基礎の完成や上棟日に合わせて、プレカットをして現場に配送いたします。
最近では、大工さん達も自分で加工せずプレカットに依頼する場合が多くなってきています。

このページのトップに戻る 次回は「上棟編」です。

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