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日記でつづる 建男の家作り奮闘記
建男は津近郊の2DKのアパートに家族3人で住んでいるが、子供も大きくなってきた。
そろそろマイホームを建てたいと考えはじめているが、
どこでどうすれば建てられるのか悩んでいる。

 第6回 住宅メーカー決定編

2007年2月3日(土)曇り気温10℃
そろそろ家造りの情熱も少し冷めてきた。この辺で住宅メーカーを絞りこんで比較して家づくりを進めよう。
この前いったMハウジングセンターで名刺をいただいた、木造メーカー(全国的)B社の林さんに電話をしてみた。もう一社地元のメーカーの小路さんも一応電話でもしてみるか。
本命はB社で話を進めて行きたい。林さんに電話をして明日昼にお伺いすることにした。


2007年2月4日(日)晴れ気温8℃
B社にいくと林さんが優しい笑顔で迎えてくれた。
林さんは展示場を案内する専門の人で、営業担当は目部作男さんで、これから担当していただけるそうだ。
目部さんの名刺をいただいた、係長で宅地取引主任免許を持っている。
年は32歳で、石川県の金沢出身とのこと。三重県に来て半年で単身赴任、奥さんとお子様は金沢におみえになるとのこと。初めて三重県に来て、冬の暖かさに感激されたらしい。

今までの見積りやプランのことを相談してみると、B社のやりかたを説明していただいた。
プランが決定したら、商品別に使う材料の仕様が決まっていて本体工事価格が表示してあり、その金額から変更工事があれば加算していくシステムらしい。
今度プランの打合せをしてCADで図面を書いてみてくれるらしい。

その帰りに地元のメーカーS社に寄ってみた。
玄関を入るとしばらくして小路さんがでてきた。
小路さんが、私の顔をみて「我家さんいらっしゃい」と言ってくれた。
私の名前を覚えていてくれたらしい。
小路さんにも、プランと見積りをお願いすることにした。


2007年2月12日(祝)晴れ気温15℃
昨日、B社の目部さんから、プランと見積りができたので明日お伺いするとのことであったが、こちらから出向くことにした。
その後に、S社の小路さんに電話してプランと見積もりができたか聞いてみたが、まだ1週間かかるとのこと、やはり全国メーカーは早い。
B社の目部さんが待っていてくれた。プランをみせていただいた。なかなか良く考えてある。
こちらの意向を適確に、プランニングしていただいていた。
その後に、プランと見積りを提示してくれた。


2007年2月12日(祝)晴れ気温15℃
B社のプランの大きさは
建築面積 55.05m2 16.65坪
工事施工面積 130.05m2 39.34坪
延べ面積 110.12m2 33.31坪
1階床面積 60.11m2  
2階床面積 50.01m2  

見積り書は
工事名称 単位 金額
本体工事 1式 16,011,338円
標準外工事 1式 872,000円
設計料・諸手数料 1式 550,000円
付帯工事費 1式 2,010,000円
合計 1式 19,443,338円
端数調整 1式 -23,338円
総合計 1式 19,420,000円
価格と見積りで延べ面積割りをすると
21,300,000円÷33.31坪=58.3万円
坪58.3万円ぐらいになった。予算オーバーかな。


2007年2月18日(日)曇り気温14℃
S社の小路さんから昨日電話があってプランと見積りが出来たとの事、3:00に約束してS社の展示場にいってみた。
S社のプランはB社に比べると水廻りの計画があまり良くない。

S社のプランの大きさは
建築面積 58.06m2 17.56坪
工事施工面積 150.35m2 45.48坪
延べ面積 119.25m2 36.07坪
1階床面積 63.25m2  
2階床面積 56.00m2  

見積り書は
工事名称 単位 金額
本体工事 1式 15,200,000円
標準外工事 1式 850,000円
設計料・諸手数料 1式 450,000円
付帯工事費 1式 2,013,000円
合計 1式 18,513,000円
端数調整 1式 -13,000 円
総合計 1式 18,500,000円
価格と見積りで延べ面積割りをすると
18,500,000円÷36.07坪=51.28万円
面積が大きいのに価格が安く、坪単価もかなり安い。

B社のプランが気に入ったのでB社のプラン間取りで進めることにした。
小路さんに正直にB社のプランで見積りをしてくれないか頼んでみた。
来週持ってきてくれる約束をした。


2007年2月24日(土)曇り気温13℃
B社のプランでS社が見積もる

建築面積 55.05m2 16.65坪
工事施工面積 130.05m2 39.34坪
延べ面積 110.12m2 33.31坪
1階床面積 60.11m2  
2階床面積 50.01m2  

工事名称 単位 金額
本体工事 1式 15,852,200円
標準外工事 1式 810,000円
設計料・諸手数料 1式 420,000円
付帯工事費 1式 1,852,000円
合計 1式 18,934,200円
端数調整 1式 -7,200 円
総合計 1式 18,927,000円
価格と見積りで延べ面積割りをすると
18,927,000円÷33.31坪=56.82万円

同じプランで
B社 19,420,000 円
S社 18,927,000 円
違い 493,000 円
49万円もS社の方が安い。どうでしょう?




今回のまとめ 住宅会社の選び方ワンポイントアドバイス

住宅の建築をお願いする先は色々ありますが、大きくわけて下記のような形態があります。
依頼先 (1)ハウスメーカー
(2)地元の工務店
(3)フランチャイズのメーカー
(4)大工

(1)ハウスメーカー
全国的に展開しているハウスメーカーも工法によって
A. 2×4
B. プレハブ
C. 木造軸組
などがあり宣伝・営業費・本社経費など莫大な費用をかけ、様々な研究などは信頼が置けるのですが、その分コストも高くなっているようです。
ただ、住宅専門に研究しているため、インテリアのセンスや間取りのアドバイスの信用性など魅力ある依頼先です。

(2)地元の工務店
地域の中小工務店や建築会社棟梁1人から社員30人以上の会社まで様々ですが、地域に密着していて、近所にあるので頼りがいや連絡が密にとれます。
宣伝費など余分な経費をかけていないので、経費などに融通がききそうです。
一方デザイン面やインテリアのセンスがハウスメーカーより劣るかもしれません。

(3)フランチャイズのメーカー
フランチャイズは本部と各地域のフランチャイズをフランチャイズを運営する会社が契約するシステム。本部は、商品開発・営業ノウハウ・技術ノウハウ・施行ノウハウなどを、提携会社に指導しロイヤリティを得る方法です。
全国的に宣伝し、本部で一括して仕入れなどを行いますので、コストが安くすみます。
一方、本当に契約工事を行うのは提携したお店なので、そのお店の能力によってバラツキが出ますから、提携したお店の信用を確認することです。

(4)大工
本来昔はその地域の大工さんに家を建ててもらうのが普通でした。
知り合いの大工さんが、絵図板に間取りを描き、棟梁に全てを任せてお願いするものでした。
今も信頼できる大工さんがいれば、直接話しも出来ますし、連絡も密にとれるので、一番いい家の作り方かも知れません。
一方大工さんですと、間取りやインテリアデザイン面の適切なアドバイスができるスタッフがいるかが問題です。
見積りなども、詳細をどこまで出してくれるかも、最初から細かく決めておいたほうがよいでしょう 。



今回のまとめ 住宅会社の選び方ワンポイントアドバイス

たくさんある、住宅会社からどの会社に決めるかは、大変だと思いますが伴侶を捜すのとよく似ています。まずはご自分で納得されて、様々な角度から、一番ご自分に合った住宅会社を選んで下さい。

(1) 自分自身で、最初は情報を沢山取る
 ホームページ
 雑誌
 チラシ
 カタログ
 展示場
 現場見学会
 セミナー
 工場見学会
 完成見学会

(2)実際に建てた人の意見を聞いてみる
 知人
 会社の人
 
 兄弟
 親戚
特に住んでから3年〜5年目ぐらいの人が一番。
アフターメンテやその後のクレームーの対応の仕方、住みごこちなど。

(3)実績と評判
信頼があるか永年その土地で仕事をしているか、今後も大丈夫か。
全国的な会社でも、有名な会社でもなくなってしまう場合があります。

(4)何回もこちらの話を聞いてくれたか
 建てる現場をみて、敷地の状態を確認してくれたか。
 敷地の謄本はとってくれたか
 地盤の高さは測ったか
 隣地との境を確認してくれたか
 隣地の建物の窓の位置や高さ・日陰などを確認したか
 道路と車庫の確認をしてくれたか
 電気・水道・ガス・排水の位置を確認してくれたか
こちらの間取りなとを計画する時は、その敷地の性格を把握して適切なアドバイスができる会社を選ばなくてはなりません。

(5)設計や施行体制はどのようになっているのか
住宅会社の設計や施行体制がどのようになっているのか、家を造るには様々なやり方があります。業種も様々な人が出入りします。
住宅を造り住むために関わる職手を記述してみましょう。
営業員 設計員 現場監督 土工 鉄筋工 大工
鳶工 屋根工 板金工 左官工 鋼製建具工 ガラス工
外装工 電気工 水道工 瓦斯工 木製建具工 防水工
内装工 畳工 防蟻工 設備工 清掃工 塗装工
検査員 メンテ員        

その他納材や納品業種を含めますと、様々の形態の住宅を造る方法があります。
施行体制は会社会社によって異なっていますから、どのような体制なのかを、確かめるのも重要なことです。

(6)見積りの極端に安い会社は要注意

前にもアドバイスしましたが、 坪単価に決まりはありません。
住宅業界の統一した坪単価の考え方がないのが残念です。業界としての坪単価の指針が出されることを期待してます。
最初は安い値段を表示し、後から追加工事で高くしたり、 他社の見積りでは、入っている工事をわざと別途工事にしたり目につかない場所の材料を粗悪品を使用したりするケースがあります。

(7)完成保証はできているのか
工事途中で万が一その会社が倒産したり、渡したお金が台無しにされない様に、住宅性能保証制度に従ってその加盟店かの確認をしましょう。


住宅会社を決めるのは、大変なことです。汗水たらしたお金で大切な家族のため建てる家です。焦らず、様々な方向から自分に合った住宅会社を決めましょう。


このページのトップに戻る 次回は「契約編(契約〜工事着工迄)」です。

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