| 車でM総合ハウジングセンターに到着、駐車場も広く停めやすい。住子と愛はきよろきょろと見ている。 一度ぐるっと回ってみることにしたが、外観ではどれが木造か2×4か鉄骨かわからない。
 とりあえず、センターハウスで、展示場全体の地図をもらうことにした。
 どの建物も立派で、入るのに勇気がいる。
 しかし住子はそんなことはなさそうだ。B社・S社・G社・Y社は見たい、パパ早く行こうという。
 
 B社のモデルハウスを見る編(木造在来)
 B社は木造在来のメーカーで、全国的に有名なメーカーだ。
 玄関のドアが開いているので、「こんにちは」といって入ることにした。
 玄関に入ってしばらくすると、25歳ぐらいの笑顔の素敵な女性が「いらっしゃいませ」と出迎えてくれた。
 名前は林智子さんで、モデルハウスを案内する専門の人だそうだ。
 外観はシンプルな白い色でモダン的な建物、玄関を入ると床は茶色。木壁は白いクロス、1階には和室ダイニング・リビング・アトリエがあり2階は寝室・子供室2室に大きなホールがある。大きさは65坪もあるがこんな大きな家はなんとなく実感がわかない。
 林さんにそう話したところプランがたくさん載っているカタログをもって来てくれた。32坪〜75坪ぐらいのプランが載っているのでこの中から選んで自分のプランを設計すればということだ。
 親切に案内していただき、最後に記念品までいただきアンケート用紙に記名してきた。
 
 G社のモデルハウスを見る編(2×4工法)
 G社は全国で2×4の住宅を建てているメーカーだそうだ。
 玄関は閉まっていたが、ドアを開けて入って、しばらくすると30歳ぐらいの上品な女性が出迎えてくれた。
 やはり全国的なメーカーは違うなあ。
 中に入る前にアンケート用紙を記入して欲しいとの事、記入して玄関から入ると広々した廊下、落ち着いた木の感覚。安堵感のある室内で、豪華な設備のすばらしいモデルハウスに思わずため息が出てしまう。
 ちょっと我々の年代には高級すぎて手が届かない感じだったが、いずれはこんな家が欲しいと思う。
 
 Y社のモデルハウスを見る編(鉄骨工法)
 Y社も全国で販売をしている会社。明るい外観がスマートで外部の壁がタイルのような物で張ってある。
 玄関を入ると、しばらくして20代の女性の方が出迎えてくれた。
 アンケート用紙を渡され住所・氏名・住宅の計画を尋ねられた。
 廊下からリビングへ入ると大型テレビや豪華なソファー、明るく大きな出窓。キッチン定価500万円もする
 すごいシステムキッチンだ。建物の大きさは59坪、こんな大きい建物はとても建てられそうもない。
 冗談で、このまま建てるといくらですかと聞いてみたら、4,500万円ぐらいとのことであった。
 プラン等だいぶ小さくしないとだめだなあ、ここでも間取集とりっぱなカタログ、さらに記念品までもらってきた。
 
 S社のモデルハウスを見る編(地元木造メーカー)
 S社は東海地区で住宅を販売しているメーカーだ。この三重県でも随分実績を残している。
 外観は和風で玄関は開きドア、玄関を入るとガラスの引き戸があったのでびっくりした。
 しばらくすると、27歳ぐらいの営業担当者が現れた。
 そして玄関を上がると「いらっしゃいませ。当展示場担当の小路です」と自己紹介。
 玄関のガラスのドアについて聞くと、温度を逃がさない為ですと説明してくれた。なかに外部の温度を入れない為のものらしい。
 1階に和室2間続とリビング・ダイニングキッチン、2階には寝室と子供室がある。
 大きさは52坪だそうだ。もう少し小さくすればなんとか建てられそうだ。
 親切に案内してくれた小路さんに、パンフレットとプラン集記念品をもらって帰ってきた。
 今日は4つのモデルハウスを回って結構疲れたが、いろいろ見られて参考になることがたくさんあった。
 これからじっくりメーカーをしぼって、家を建てる計画を立てよう。
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