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 上手な増改築のポイント
リフォームは新築より損か得か。一概には言えませんが、住み慣れた場所でより快適に暮せ、その家での家族との思い出や記憶を受け継いでいける事は大きなメリットでしょう。
建て替えは予算的に無理でもリフォームなら急を要する部分からの施工や一部を豪華にするといった改築も可能で、住まい手の生活スタイルによって、その目的は多種多様にあります。
リフォームをお考えの際は、家族の意見を聞いて、現在の住まいへの不満や要望をまとめてどこをどうしたら良いのか明確にさせましょう。また、家族のライフサイクルの変化も視野に入れましょう。
そして、リフォームを成功させるコツとして、依頼前にリフォーム関連の雑誌や書籍などを熟読し、金融機関で公的及び民間のローンの資料を集めましょう。また、ショールームに足を運んだり、信頼あるリフォーム業者に些細な事でも要望や悩み、予算などを綿密に相談し、自分たちに合ったリフォームを検討しましょう。

 バリアフリーリフォームのポイント
昨今、日本の高齢化は他に類を見ないほど急速に進行しています。当然ながら、今後ますます、高齢者や障害者のことを考えた住宅改修が必要となってきます。主なものでは、床の段差をなくすことや、要所に手すりを配置することなどがあります。わずかな段差でもつまずいて転倒し大怪我につながることも多いので、そういったひとつひとつの危険性を取り除いていく、高齢者・障害者の立場に立ったリフォームが必要です。
また、上記のような小規模な住宅改修は、介護保険や市町村の住宅改修助成制度を利用することで、改修費の支給を受けることが可能です。ただし、介護保険のサービスを受けるためには、市町村による認定が必要です。
希望する方は市町村または専門の知識や資格を持った事業所に相談されることをお勧めします。

 住まいの耐震対策を考えましょう
●大切な家族を守るために…
現在、日本に約二千三百万戸あるといわれている木造在来工法住宅ですが、古くから作られている分、建築基準法の改正なども数多く行われており、耐震性も建築年度により異なります。その為、来るべき地震に備えて、耐震診断が早急に進められるようになっています。阪神大震災に関するある調査では、犠牲者の9割が木造で、大半が耐震基準の甘い旧建築基準法の時期に建てられたものでした。我が家は震度いくつまで耐えられるのか―
転ばぬ先の杖に、診断・補強経験の豊富な業者にみてもらいましょう。

●家具の転倒を防ぐには…

壁や家具の構造を理解すれば、目的の金具を選ぶことができます。
吊り戸棚や食器棚などに多く使われる開き扉は、日常の使用で実用的ですが、地震時には開きやすいという欠点があります。できれば閉じた時に自動的にロックされるタイプを選ぶのが良いでしょう。
固定のための金具にはL型金物と木ネジを用い、L型金物を壁の桟に対して直角に家具の上部に置き、木ネジで止めます。
地震災害時の被害を軽減するため「家具固定助成制度」を設けている自治体があります。

津市の場合
資格は65歳以上の方
3箇所以上の固定で1万円の助成
家具が倒れると逃げ道まで塞がれる
家具の転倒は命にかかわる
家具の固定で避難が容易になる
詳しくはお住まいの市役所・町役場にお問い合わせください。

 増改築相談員
増改築相談員とは、大工等として住宅建築の現場に10年以上携わっている者で、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが企画したカリキュラムの研修会に参加し、考査に合格した者―という条件を満たし、当財団に増改築相談員として登録している者をいいます。
増改築相談員は、顧客のための相談業務(一般消費者のためのコンサルティング業務)を行うとともに、必要に応じて積極的に助言ないし、援助を行うことにより、住宅リフォームの健全な普及を促進することとしています。
増改築相談員として登録されると、増改築相談員登録証が発行されるほか、毎年1回発行される増改築相談員登録名簿に掲載されます。この名簿は一般の人でも閲覧利用できるように、地方公共団体の住宅関係窓口や住宅金融公庫等に常備されていて、自由に閲覧することができます。

 今注目の光触媒とは?
そもそも、光触媒のしくみとは植物の行う光合成によく似ています。
光合成では葉緑素を【触媒】に、光エネルギーを使って、水と二酸化炭素から酸素を作り出します。光触媒の場合は、酸化チタンなどの光触媒半導体金属を触媒とし、光エネルギー(紫外線)を使って、空気中の水と酸素から活性酸素種を作りだします。
人と環境にやさしい光触媒技術は様々な用途で利用されています。今、リフォームの分野でも光触媒の技術を応用した様々な製品が開発され、外壁・内壁塗装などに利用され始めています。

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