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今年1月、国の文化審議会は桑名の石取祭を「桑名石取祭の祭車行事」の名称で、重要無形民俗文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
そして3月7日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
桑名市では伊勢大神祭についで2件目、県内では8件目となります。
石取祭は、町屋川から石を拾い、小さな車に載せて鉦・太鼓を打ち鳴らし、神社に奉納する行事から展開したもので、この小さな車が石取祭車の始まりで、やがて特有の美麗な三輪祭車へと発展します。
各祭車は彫刻・幕・金具・塗りと趣向を凝らし美を競うなど芸術的価値も高く、永く庶民の文化遺産として受け継がれています。
8月第1日曜を本楽、前日を試楽の日程で行い、試楽日の午前0時に神前神楽太鼓を合図に、全祭車が一斉に鉦鼓を叩き出します。
全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの祭車が一堂に会する祭は珍しく、日本一やかましい祭と言われています。 |