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健康と医学 エリア
三重県介護福祉士養成施設協議会
みんなが支える豊かな社会
〜日本の「介護」について知ろう〜 


○超少子高齢人口減少社会の本格的な到来・・・
わが国の高齢者は2005年に総人口の20%を超え、まもなく4人に1人が65歳以上の人口比率に達します。日本では世界でも類をみないスピードにて「高齢化」が進んでおり、同時に「少子化」も顕著に進んでいるのです。
このような社会となった現在・・・福祉や介護は本当に他人事ですましておいて良いのでしょうか・・・。

○介護のサービス化へ・・・
こうした状況にともなって、日本は1990年代ごろより「在宅福祉サービスの推進」や「福祉サービスの市町村への一元化」等の政策を打ち出し、国が主導的に行う措置制度から、各自治体において民間事業者や企業等も積極的に参入することのできる契約利用制度へと日本の福祉は転換していきました。特に、これまで日本の社会福祉の中核的や役割を担ってきた「社会福祉事業法」は、2000年に「社会福祉法」へと改称され内容も大幅に改正されました。すなわち、社会福祉法では「利用者の利益の保護」と「地域福祉の推進」の2つの目標を掲げ、福祉サービスを利用するという原則が定められています。つまり、日本の「介護」を支えている介護保険制度では、福祉サービスは利用者や家族の意思決定のもと、適切かつ効果的なサービスを決定し、選択できることとなっているのです。このように利用者はサービスを購入する「消費者」(consumer)として位置づけられることになったと言えます。

○いかなる利用者の権利も守る!これが介護(ケア)の視点です・・・
利用者の中には、認知症や知的障害、精神障害のある人もおり、サービスの利用手続きやサービスを選択する際の情報収集、利用料の支払いなどを一人で行うことが難しい場合があります。また、判断能力が十分でない人々に対する悪徳商法による詐欺や金銭トラブル、虐待などの問題に対しても支援が必要な場合もあります。そこで、そうした権利侵害を防ぎ、不利益な状況に陥らならないようにする制度・事業があります。民法に規定する「成年後見制度」、社会福祉法に規定する「日常生活自立支援事業(福祉サービス利用援助事業)」なども知っておきましょう。

○今、「介護」の世界では・・・
 介護がサービス化し、さまざまなサービスが創出されたのはうれしいことなのですが、一方ではそれを担う「福祉・介護人材の不足」が懸念されています。平成17年度現在では、約325万人の福祉・介護サービスの従事者がいますが、今後もより多くの人材が必要なことが取り上げられております。(「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」厚生労働省 2007年)また、医療業界と並んで人材の定着率が悪く、離職率が高いのも懸念されている要因のひとつです。2008年度より外国人の方の看護師・介護士の登用が「EPA(経済連携協定)」によって事実上開始されておりますが、介護従事者の人材確保は、国民の安全で安心、自律した生活の実現を目指す国の緊急対策となっているのです。

○雇用危機と介護の職場・・・
一方、100年に一度とも言われる未曾有の大不況下で製造業を中心とした雇用危機が国の命題となっています。2009年2月末日の厚生労働省の発表では、完全失業率が4.1%、失業者は15万5千人を数え、新卒者の「内定切り」は1,500人にものぼるそうです。不況による雇用の創出や転換の意味からも福祉・介護サービスの世界へと期待が高まっているといえます。また、改めて「貧困問題」を中軸にすえた雇用と福祉の向上に国は努めなければならないといえます。

○福祉・介護人材確保のための緊急対策事業がいよいよ始まる・・・
こうした状況のもと、厚生労働省では、全国各所のハローワーク(公共職業安定所)と連携し、安定雇用へ向けた離職者訓練として年間約26,000人の介護職の養成を目指すと発表しております。特に新たに「介護福祉士」及び「ホームヘルパー1級」の資格取得を目指す職業訓練が創設され、多くの地方自治体においてまもなく始まります。また、「介護福祉士」を目指す養成校等へ経済的に困難な学生が進学しやすいよう「介護福祉士等修学資金貸付制度」も拡充をされ、本制度もまもなく開始される予定です。このように福祉・介護人材の養成が社会的に求められており、それに国がバックアップをする体制が整ってきております。(「福祉・介護人材確保関係主管課長会議」資料 平成20年12月25日付 厚生労働省/編集協力:三重県介護福祉士養成施設協議会)

○一人ひとりが日本の「介護」について考えられることのできる福祉社会へ!!
人間は一生のうち、最短で7%の期間は必ず人の手助けをかりなければならないと言われます。介護という行為は、する側・される側を問わず、人の一生の最後の最後で何か忘れているものを感じさせていただけるものなのかもしれません。みんなが支える豊かな社会を目指して、一人ひとりが日本の「介護」について理解を深め、福祉社会に参加していくことが必要なのかもしれません。
掲載情報1
◎四日市福祉専門学校
 四日市市山田町5491
 059-328-2906

◎三重介護福祉専門学校
 津市大谷町240
 059-226-3131

◎さわやか福祉専門学校
 松阪市若葉町80-5
 0598-50-3455

◎皇學館大学 社会福祉学科
 名張市春日丘7-1
 0595-61-3351

◎鈴鹿オフィスワーク医療福祉専門学校
 鈴鹿市住吉2-24-9
 059-370-0311

◎ユマニテク福祉専門学校
 四日市市浜田町13-29
 059-353-4311

◎高田短期大学 人間介護福祉学科
 津市一身田豊野195
 059-232-2310


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